しつけ方の基本

しつけの必要性

犬を飼うということは、目的はさまざまでも、少なくとも家族の一員として迎えるということです。人間生活に順応しなくては暮らしていくことはできません。しつけは、そのための重要なポイントです。

犬は長い間人間と暮らし、また人間が手を加えて改良してきました。そのため人間の気持ちが非常に良くわかる、しかも知能の高い動物です。

一方、野性時代の本能をそのまま持っている部分もあります。

もし犬を、なんのしつけもせずに放置したら、犬は本能のまま振舞うようになってしまうでしょう。

そうなると、人を咬んだり、そこら中に排泄したり、食べ物を盗んだり、人間生活の秩序を乱すことになって、飼い主は大変困ります。

しつけは、こういう事態が起こらないように、人間生活に適応させるための訓練なのです。

しつけの時期

犬も生後2~3カ月目の子犬のうちからしつけを始めます。この時期に習慣になったことは生涯通じて忘れないといいます。

子犬をつれてきたら、2、3日様子を見て、性格を判断します。陽気でやんちゃな子犬なら少々叱ってもへこたれませんから、強く叱っても大丈夫。

反対に臆病で内気な犬なら強く叱るのはいじけさせることになります。犬種の持つ性格と犬自身の個性を把握して適切な対応を心がけましょう。

しつけは家族全員で行います。なぜなら犬のしつけが必要なシーンには、家族の誰が立ち会うかわからないからです。

また、しつけるときの「待て」や「いけない」などの言葉も統一します。同じでなければ、犬はどの言葉とどの行動が結びついているのかわからなくなってしまいます。

しつけの基本

犬は本来群れの中で生活する動物です。その習性から、自分でリーダーを選び、リーダーの命令には服従します。

人間が犬をしつけるに当たって、もっとも大切なことは、犬が絶対に服従するリーダーにならなくてはいけないことです。

犬のしつけの基本は「いけない」と「よしよし」だといわれていますが、この言葉に象徴されるように、悪いことに対しては「いけない」と厳しく叱って服従させる部分と、「よしよし」と愛情をこめて愛撫する、アメとムチの両面をもったメリハリある接し方が大切です。

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