ケース別しつけ方(1)

トイレのしつけ方

トイレのしつけは、子犬がやってきたその日から始めます。子犬は起きたらすぐに排尿、食後はすぐに排便します。

トイレには以前排尿したときに使い、尿のにおいがついた新聞紙や布を敷いておきます。

犬が排泄したがってウロウロし始めたら、まず「待て」と手のひらを顔の前に出して制止します。そしてトイレに連れていき「オシッコ」と言います。

なかなかトイレに入りたがらないときは、何回でも根気よくトイレに入れます。そしてうまく排泄したら「よしよし」とほめてやりましょう。

マーキングのしつけ

マーキングとは、オス犬が自分の縄張りを主張するために尿をかける習性のことをいいます。

本能だからといって家の中や、ところかまわずマーキングされては困ります。これを直すには、主人に絶対服従させることしかありません。

服従することで、室内でのマーキングも直りますが、現場をみたら、その場で鼻を強くマーキングした場所に押し付けて「いけない」とはっきり叱りましょう。

時間がたってから叱るのでは、犬は何のために叱られてるのかわかりません。その場で教えることが大切です。

食事のしつけ

食事は同じ時間に、同じ場所で食べさせることが基本です。

まず食事を用意したら「こい」と声をかけます。そして犬が食器のそばにきたら、「おすわり」と言いながら座らせるように腰を押します。

座ったら「待て」と手のひらを顔の前に出して、待ったをかけます。ひと呼吸おいてから「よし」と言って食べさせます。

食欲がない場合以外は、犬の食べる本能はかなり強いですから、10秒以上待たせるのはかえって逆効果です。

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