年齢に応じた与え方
離乳期の食事の与え方
生後3週間までは母乳ですが、母犬にトラブルがあって乳の出が悪いときは、市販の母乳に近いミルクを飲ませます。
3週間を過ぎたら、卵黄や生の牛の挽き肉、パンがゆやうどんなどを1日に4~6回与えます。その際、便や尿、食欲に異常がみられたら、獣医さんに相談しましょう。
また、離乳期用のドックフードもあります。
子犬の食事の与え方
子犬と呼ばれるのは生後10ヶ月ごろまでの時期で、この時期はたんぱく質や脂肪、カルシウムなどは、成犬の約2倍必要とします。
また、食物の考え方もこの時期に決定するので、将来的にドックフードを食べさせるなら、この時期から与えましょう。
食事の回数は最初は4~5回、月齢が上がるにつれて減らしていきます。やりすぎないよう注意しながら、十分な量を与えます。
成犬の食事の与え方
犬の種類によって差はありますが、生後1年から7年くらいを成犬といいます。この時期は犬種の平均的な体重を目安に、太りすぎないよう気を配ります。
食事の回数は1日1~2回です。2回与えるなら、1日分を2回に分けた量を与えます。子犬の時と同じように、残さずに食べきる程度の量が適量です。
この時期で注意するのは、食事の時間を規則正しくすることです。例えば散歩させ、排泄して、ブラシをかける、そして食事の時間など、生活のリズムを確立させることです。
老犬の食事の与え方
犬の年齢は、生後1年で人間の18歳、その後は4~5歳ずつ年をとるといわれています。
この時期は犬によって差はありますが、歯も消化器系も弱くなるので、牛乳を混ぜて柔らかくする、小さく切るなど、食べやすいような工夫が必要です。
食事の量も、成犬のときほど食べられなくなるので、徐々に減らしていきます。
また、運動量が減り、エネルギーの消費量が少ないので、太りすぎやその他の障害が生じやすくなります。
高カロリーな食事は極力避ける工夫が必要です。