ケース別しつけ方(2)

いたずらに対するしつけ

子犬がかむことについては、本能のようなところがあるので、すべてをやめさせるのは、ちょっと酷な感じがします。

そこで使い古したスリッパなどを遊び用として与えておきます。

それでも他のものを噛んで遊んでいたら、その場で「やめ」と声をかけ、やめたらほめてやり、やめないときはさらに「いけない」と厳しく叱ります。

いくら言っても聞かないときは、手で軽く鼻先をたたいたり、はじいたりして教えます。成犬の場合には、もっと厳しく教えますが根気が必要です。

散歩のしつけ

主人が散歩に行く様子を見せると、犬はすぐに察知してとび出そうとします。 このとき「まて」と制止し、引き綱をつけます。

外に出ると、すぐに走り出す犬には、引き綱を強く引き、やはり「まて」で待たせます。

そして先を歩こうとする犬には「まて」と引き綱を引き、さらに「あとへ」と言いながら、犬の首が主人の左足の膝元にくるようにします。

どうしても先を行きたがる犬には「まて」「こい」「あとへ」と引き綱を強く引き、必ず主人の左側の膝に首をつけさせます。

ハウスに入れるときのしつけ

来客があったり、悪いことをしてお仕置きをするときは、犬舎にいれます。

来客の場合は、犬舎につれていき「ハウス」と言いながら犬舎を指します。根気よく言って中に入れることがポイントです。

犬が入ったら「よしよし」とほめてやりましょう。

お仕置きの場合には、「いけない」と叱ったあと、強い口調で「ハウス」と言いながら犬舎を指します。

入らないときは、お尻を押して入れてやります。入ったら「まて」と言って、しばらく待機を命じます。

「伏せ」のしつけ

「伏せ」は服従心を養うためのしつけです。気が強くなかなか飼い主の言うことを聞かない犬には根気よく教えましょう。

まず犬と向かい合って座り、手のひらを下に押すような形をして「伏せ」と言います。できない場合は、両前足を握って伏せさせます。

小型犬の場合は、軽く背中を押します。うまくできたら「よしよし」とほめてやりましょう。

ひもを使う場合には「伏せ」と命令しながら、両手で前方にすばやくひもを引く方法もあります。なかなか伏せないときは左足でひもを踏み、前方に引きます。

スポンサードリンク

犬を飼う前に

犬を迎える

犬のしつけ方

犬の食事

犬の病気・健康管理

LINK